RSウイルス感染症と乳児の細気管支炎・シナジス注射

RSウイルスとはどんなウイルスなのか?

RSウイルスはRespiratory syncytial virusの略です。

 

respiratoryは、「呼吸の」「呼吸器の」という意味です。
syncytialは、名詞「syncytium」の形容詞形です。「syncytium」は合胞体という意味です。

 

RSウイルスがヒトの培養細胞において合胞体、
つまりsyncytiumを形成することがあるということが名称の由来のようです。

 

ちなみにsyncytium(合胞体)とは、
顕微鏡下で一つの細胞の核の数が多く、
あたかも複数の細胞が集合している一つの集合体を形成しているように見える、
という状態をさします。

 

 

RSウイルスは毎年冬季になる流行します。
そして乳児のうち、約7割は1歳までに感染すると言われています。

 

大人がこのRSウイルスに罹患しても軽微な症状:鼻かぜ程度で済みますが、
小児、特に乳幼児では重篤な呼吸器症状(細気管支炎・肺炎)を呈するため、
小児科領域においてはこのRSウイルス感染症は非常に重要な感染症と言えます。

 

 

RSウイルスは大きくグループA、グループBに分けられ、其々が独立して流行を
繰り返していると言われていますが、その臨床像の差異についての詳細は
分かっていません。

 

 

いずれにしても、RSウイルスは小児・特に乳幼児においては重篤な細気管支炎
肺炎を呈する、注意の必要なウイルスであるということに違いはありません。

 

 

 

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