RSウイルス感染症と乳児の細気管支炎・シナジス注射

RSウイルスは喘息の原因となるのか?

RSウイルスは喘息の原因となるのか?

 

 

RSウイルス感染症は主に乳児に重篤な細気管支炎や肺炎を
発症することがあり、注意が必要な感染症です。

 

 

乳児の中でも早産児や、心疾患・肺疾患を持った児は、
RSウイルス感染症に罹患した際、重症化しやすいため、
シナジスというRSウイルスに対する抵抗力をつける
注射を行うことが推奨されています。

 

 

このRSウイルス感染症ですが、RSウイルスによる細気管支炎を
発症した児が、後に喘鳴を繰り返すことがある、
ということが分かってきています。

 

 

2000年、Sigursによりアメリカ胸部疾患学会・ATS の機関紙である
AJRCCMに以下のような報告がされています。

 

 

「1歳までに入院を要する重症のRSウイルス下気道感染症に
罹患した小児では、追跡調査の結果、7歳時に30%で気管支喘息を発症し、
明らかな喘息の発症を認めなくても68%の年長児に喘鳴を聴取した。
これに対してRSウイルスに罹患しなかった小児では、気管支喘息発症は
3%に過ぎなかった」

 

 

このような報告をし、
乳児期におけるRSウイルス感染が気管支喘息を発症する危険性
について述べています。

 

 

RSウイルスによる喘息発症の機序については詳細は不明ですが、
RSウイルスによる気管支への直接的な傷害、
さらにはRSウイルス感染症の際に放出される化学物質などの産生異常、
免疫の異常反応などが関与すると言われています。

 

 

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