RSウイルス感染症と乳児の細気管支炎・シナジス注射

RSウイルス感染症の症状と経過

RSウイルスに感染するとどのような症状を呈し、
どのような経過を辿ることになるのでしょうか?

 

RSウイルス感染症の特徴的な病像は細気管支炎と言われていますが、
RSウイルスに感染しても全員がそのような症状を呈するわけではなく、
上気道炎症状・・・つまり咳、鼻水程度の症状で終止する場合もあります。

 

RSウイルス感染症に罹患し、細気管支炎を呈するまでの経過としては、

 

 

RSウイルスが上気道に感染、4〜5日の潜伏期間を過ごす。
・咳、鼻水などの上気道炎症状が数日続く。
RSウイルス感染が下気道にまで進展し、細気管支の閉塞を招く。
・呼気性喘鳴、多呼吸、陥没呼吸などの呼吸困難症状を呈する。

 

 

※多呼吸・・・新生児では1分間に60回以上、乳児では40回以上
       呼吸することを多呼吸と定義しています。

 

 

呼気性喘鳴というのは、息を吐くときにぜえぜえする、という状態です。
息を吸い込むことは出来ても、吐き出すことが困難な状態で、
すなわち喘息発作のような状態なわけです。

 

 

RSウイルス感染症についてはその後の喘息発症との関連も言われていますが、
RSウイルス感染症による細気管支炎症状というのは、まさに喘息発作のような
患者さんにとっては非常に苦しい呼吸症状を呈するわけです。

 

 

中には気管内挿管し人工呼吸管理を要するような重篤な呼吸障害を呈する
場合もあり、非常に注意が必要な感染症なのです。

 

 

通常、これらの症状は1週間程度で改善していきますが、
中には呼吸器症状がしつこく残存する場合もあり、RSウイルスによる炎症が
完全に鎮静化するまでには時間を要するケースもあるようです。

 

 

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RSウイルス感染症の症状と経過
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