RSウイルス感染症と乳児の細気管支炎・シナジス注射

RSウイルス感染症の診断と迅速検査

RSウイルス感染症の診断ですが、
まずはその季節性や臨床症状から強く疑うことができます。

 

 

RSウイルス感染症は冬季に流行するウイルス感染症であり、
小児、特に乳児・幼児において気管支炎・細気管支炎・肺炎
といった症状を呈します。

 

 

ですので、冬場に小さなお子さんが咳や喘鳴(ゼイゼイすること)、
発熱などの症状で受診された場合にはRSウイルス感染症を
強く疑います。

 

 

生後1〜2か月の赤ちゃんでは、典型的な細気管支炎症状を呈さない
場合もあり、哺乳不良、活気不良、無呼吸発作、チアノーゼ(皮膚の色が
紫色になる状態)などの症状を認めた場合に、RSウイルス感染症を
疑います。

 

 

RSウイルス感染症を疑った場合、その診断を確定しなければならない
わけですが、現在は便利な迅速診断キットがあります。

 

 

RSウイルス迅速検査キットにも様々な種類があり、

 

 

・ディレクティジェンEZ RSV(日本ベクトン・ディッキンソン)
・BD RSV エグザマン(日本ベクトン・ディッキンソン)
・イムノカードST RSV(テイエフビー)
・チェックRSV(アルフレッサファーマ)
・BinaxNOW RSVテスト(栄研化学)
・ポクテムS RSV(シスメックス)
・クイックチェイサーRSV(ミズホメディー)

 

 

などがあるようです。

 

 

どれも15分程度で検査結果がわかりますので診断が非常に容易と
なっています。

 

 

しかし、ひとつ問題点があります。

 

 

それは、外来でのRSウイルス検査(これらの迅速検査)が
保険適応ではないということです。保険適応でないということは、
検査費用が全額負担となり、検査を一回するだけで数千円の自己負担
が発生します。

 

 

さらに言えば、RSウイルス感染症であることを診断したとしても、
治療方針が変わることはありません。ですので、無理に診断する必要が
ないというのも一つの意見ではあります。患者さんの親にとっては、
金額的な負担が増えた上に治療におけるメリットもないわけですし。

 

 

ですので、実際の診療現場では入院となる症例に対して、
RSウイルスの迅速検査を行う場合がほとんどのようです。

 

 

 

 

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