RSウイルス感染症と乳児の細気管支炎・シナジス注射

RSウイルス感染症の治療

RSウイルス感染症の治療方針はその時々に出現している
症状に合わせて治療していくことになります。

 

 

RSウイルス感染症の特徴的病像である細気管支炎や、
気管支炎・肺炎などの場合には、

 

 

・気道分泌物の除去(吸引や去痰剤の使用)
・脱水防止のための輸液(脱水状態では痰の粘稠度が増し、痰の排出が困難となり
            気道閉塞のリスクが高まります)
・呼吸困難を緩和させる体位
・痰の排出を促す胸部のタッピイング
・加湿
・酸素投与
・気管支拡張作用を有するβ刺激剤の吸入

 

 

を行います。

 

 

その他に二次的な細菌感染予防や、細菌感染合併の場合は、
抗生剤の投与も行われることがありますが、
RSウイルス自体に対しては抗生剤は効果はありません。
(ウイルス感染症に対しては抗生剤は効果はありません。
 抗生剤は細菌=バイ菌に対して効果のある薬剤です)

 

 

また、RSウイルス感染症では、特に新生児や乳児などに
無呼吸発作を起こすことがありますが、この無呼吸に対しては
キサンチン製剤が有効です。

 

 

キサンチン製剤(テオフィリン)は、気管支拡張作用も有していますが、
中枢性の呼吸刺激作用もあり、こちらの効果を期待されて使用されます。

 

 

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