RSウイルス感染症と乳児の細気管支炎・シナジス注射

RSウイルス感染症は正期産児も要注意!

今年もRSウイルス国際フォーラムの時期が
近づいてきました。

 

 

今年は6月23日の土曜日に開催されます。
私も参加予定です。

 

 

先日、アボットの方が面会にいらしてまして、
少しお話しました。

 

 

その中でも話題に出たのですが、
やはりシナジス注射をしている早産児よりも、
シナジス注射の保険適応外でシナジス注射を
受けていない正期産児が、実際には
RSウイルス感染症を発症しているケースが
多いのです。

 

 

勿論、これは自分の感覚だけの話であり、
正確なデータを今すぐに持ち出すことは
できませんが、シナジス注射の保険適応である
早産児は退院後も外来でフォローしながら、
月に一度のシナジス注射を行うわけですが、
このシナジス注射を受けている児の中では、
少なくとも今まで私が担当した数十例の
患者さんの中にRSウイルス感染症を発症された
方はおりません。

 

 

しかし一方で、シナジス注射の保険適応外となる、
正期産の赤ちゃんは、外来でお話を聞いていると、
「RSウイルス感染症で入院しました」
「RSウイルス感染症と診断されて外来治療していました」
という方が少なからずおられます。

 

 

実際RSウイルスに罹患して重症化するのは、
早産児や心疾患のある患者さんかもしれませんが、
シナジス注射を受けることでかなりの発症抑制、
重症化抑制が可能となっています。

 

 

しかし、シナジス注射が保険適応外で、
シナジス未接種の正期産児は、
RSウイルス感染症に罹患してしまうリスクは高いのです。

 

 

稀ではありますが、その中には重症化してしまう
方もいるでしょう。

 

 

折角良い薬があるのに、
高額であるがために病気にかかってしまわざるを得ない
状況というのは歯がゆいものがあります。

 

 

医療も経済とは引き離して考えることが難しい世の中です。
費用対効果、というものが現実的は確かに存在します。

 

 

であれば、抗RSウイルス特異抗体を安価に提供できる
環境が整備されること、これが望ましいことであると
思いますし、是非とも製薬会社さんには努力して
いただき実現していただきたいと思います。

 

 

 

 

記事作成日:2012年5月28日

 

 

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